パリ · 絵画
舞台裏を捉えたカメラのような視線、ドガ『バレエの授業』
オルセー美術館 · パリ, フランス
ドガはバレリーナを好んで描き、実際それは彼が最も愛着を抱いていた題材だった。ただし彼が関心を向けたのは舞台上の華やかなバレリーナの姿ではなく、この絵のように練習の過程や舞台裏の風景だった。
絵の中の状況は、練習が終わった後、バレリーナたちが先生の周りに集まり最後の助言を聞いている瞬間である。中央で杖をついて立つ老紳士は、当時著名な振付師だったジュール・ペローで、若い頃は舞踊家としても名を馳せ、ドガとは知人同士だった。彼を取り囲むバレリーナたちはあまり集中している様子ではない。ストレッチをする者、座って休む者など、それぞれ自由な姿勢を取っており、バレエ衣装の腰に結ばれたリボンの色がそれぞれ異なることで、絵に生き生きとした躍動感を与えている。
構図もまた興味深い。ドガは練習室全体ではなく、バレリーナたちが集まる一方の壁面だけを描いている。まるでその場に立ってカメラで撮影したかのように、画面の両端では人物や物が予想外の地点で切り取られている。床の木目が斜めに伸び、左側から次第に狭まっていく様子もまた、空間感と距離感を効果的に強調している。
この作品とほぼよく似た絵がもう一点あり、『ダンスのレッスン』という題名でニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている。19世紀後半当時、ドガはメトロポリタン所蔵作を先に公開するため、この作品をしばらく手元に留め置いていたと伝えられるが、幸いにも失われることなく、今日このように展示されることとなった。
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