モネのジヴェルニー · 28/28

パリ · 絵画

自然主義と印象派は何が違うのか

ジヴェルニー · パリ, フランス

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自然主義は、アカデミズム芸術の主題から離れて自然を題材に選んだことから、その名も「自然主義」です。印象派も自然を描くのに、なぜ自然主義は自然主義、印象派は印象派と区別されたのでしょうか。一言でいえば、自然主義は自然を写実的に描き、印象派は自然を見えたままに描きます。

写実的に描くとは、自然がどんな姿をしているかをすでに知っているということです。リンゴは赤く、木はこういう形だ、ということを、アトリエですべて研究していました。そのため自然主義の画家たちは、外でスケッチをしたあと、アトリエに戻って作品を仕上げました。そして彼らの作品はサロンでも認められました。

印象派は違います。どの時間に、どんな光を受けるかによって、絵は変わり続けます。画家が向き合う対象が光によって異なる色を帯びるので、見えたままに描くのです。赤いリンゴを例に挙げましょう。自然主義の画家は、リンゴがどんな姿かをすでに知っているので、光が当たる部分は赤、影になる部分は黒みがかった赤というように、知っているとおりに表現します。一方、印象派の画家は、どの時間にどんな光を受けるかによって、リンゴが黄色になることも、青や紫になることもあります。だから印象派では連作が可能なのです。モネの睡蓮の連作、積みわらの連作、ルーアン大聖堂の連作のように、同じ対象でもさまざまな表情で表現できたのですから。

そのため、クロード・モネとルノワール、バジールの3人の友人がフォンテーヌブローの森にイーゼルを立て、その場で絵を仕上げたことが、印象派の始まりといわれています。当時は、屋外で絵を完成させることはきわめてまれだったからです。屋外で完成させるには、その瞬間の光をとらえなければならず、素早い筆致でその場で仕上げる必要がありました。その結果、筆のタッチがそのまま残り、当時の人々の目には描きかけの絵のように映りました。サロンでは認められませんでしたが、印象派は今もなお愛され続けている絵画です。

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写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:Maltaper、TouN(CC BY-SA 3.0 / CC BY-SA 4.0 / Public domain)。