パリ · 建築
1階のマリアンヌ像と黄色いベスト運動
凱旋門 · パリ, フランス
凱旋門の上部、1階に到着しました。狭い階段で大変だったと思いますが、テラスはまだ先です。テラスへ向かう前に、1階ではマリアンヌ像を、2階では凱旋門の歴史を見ていきます。
1階の中央には、外壁の「1792年の義勇兵の出発」で戦いの女神として描かれていたマリアンヌの頭部を、大きくかたどった彫刻が置かれています。マリアンヌは、フランスの人々にとってさまざまなものを象徴しています。自由・平等・博愛の精神、庶民的な女性名の象徴、そしてフランス革命の象徴などです。
現在は修復されていますが、このマリアンヌの頭部は、2018年3月、マクロン政権の燃料税引き上げに反対する「黄色いベスト」のデモ隊によって損傷を受けたことがあります。黄色い安全ベストはフランスの車に備え付けられているもので、当時のデモ参加者には、燃料税の引き上げに不満を抱く運送業者が多かったといわれています。デモは文化財が壊されるほど激しく、シャンゼリゼ通りは放火や略奪で大混乱に陥りました。彫刻の損傷にとどまらず、無名戦士の墓の損壊、凱旋門の壁への落書き、館内の土産物店での略奪にまで及んだといいます。革命の国フランスらしく、デモも情熱的で荒々しいものでした。
1階を見学し、お手洗いにも寄ったら、マリアンヌ像の向かい側にある2階への階段へ進みましょう。
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