パリ · 建築
消えない炎と無名戦士の墓
凱旋門 · パリ, フランス
凱旋門の床の中央では聖火が燃え、その周りにフランス語の碑文が刻まれています。第一次世界大戦で命を落としたフランスの無名戦士を悼む言葉で、「ここに、祖国のために戦って死んだフランスの兵士たちが眠る。1914-1918」と記されています。
実際、凱旋門の地下には、第一次世界大戦で戦死した無名戦士の遺骨が納められています。1921年、大戦後のフランスの勝利のために殉じた140万人余りの兵士をたたえようと、ここに無名戦士の墓が設けられました。その2年後の1923年に初めて点火された聖火は、以来およそ100年にわたって一度も消えることなく燃え続けています。1940年、第二次世界大戦中にナチス・ドイツがパリを占領し、凱旋門をくぐって力を誇示した際にも、無名戦士の墓を踏むことはできず、凱旋門の周りの道路を迂回したと伝えられています。点火式は毎晩6時30分に厳かに行われ、死者のための鐘の音とともに1分間の黙祷がささげられます。
聖火の反対側には、各地の戦場で亡くなった人々を悼むプレートもあります。
この凱旋門には、戦争で命をささげた数多くの人々と、その記憶を永遠にとどめようとする現代の人々の姿が、ともに息づいています。
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