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詳細
王室礼拝堂
ここは王室礼拝堂です。
今聞こえているのは、正面にあるパイプオルガンの音です。
この音色を聴きながら、ルイ14世は毎朝10時にここでミサに参列していました。
私たちが今立っているこの2階は、ルイ14世とその家族だけが立ち入ることを許された特別な空間でした。
神を描いた天井画をより間近に見上げながらミサに参列することで、王の権威は神から授けられたものであることを視覚的に示していたのです。
この2階を支えている壮大な柱をご覧ください。
王がいるこの空間を、より神聖で威厳あるものに見せています。
一方、1階には一般の貴族や宮廷の臣下たちが並んでいました。
彼らは、この2階を見上げながらミサに参列していたのです。
ここで面白いのは、礼拝中、人々は祭壇よりも、2階にいる国王のほうを見上げていることが多かったということです。
彼らにとっては、目に見えない神よりも、目の前にいる太陽王のほうが、より絶対的な存在だったのでしょう。
そんな王族が、普段は交わることのない1階へ降りることがありました。
それが、ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式です。
このように、結婚式や重要な宗教行事の際には、王族も1階の礼拝堂へ降りてきたと言われています。
それでは、顔を上げて天井をご覧ください。
そこには、キリスト教の「三位一体」が描かれています。
まず正面のパイプオルガンの上には、神の子であるイエス・キリスト、つまり「子」が復活する姿が描かれています。
そして中央の天井画には、万物を創造した神である「父」が輝いています。
最後の「聖霊」は、私たちのいる側の壁にあるため、ここからは直接見ることができません。
そこには、一羽の鳩が描かれています。
キリスト教では、鳩は聖霊の象徴とされています。
それでは、次の場所へ移動しましょう。
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